II 実験レポートは何のために書くか

みなさんは何のために実験レポートを書くのか考えてみたことはあるでしょうか?

きっと考えたことはないですよね。
でも、考えたことがないから難しく感じるのだと、私はおもっています。

単位のためにしかたがなく…? 大学生である限りそれが最大にして唯一の理由でしょう。そして、教授陣からしたら「理解度を確認するため」「評価をつけるため」なのですが、それではやらされているだけで楽しくは思えないですよね。

やらされているからやる、というだけでは、人間はなかなか

未来の人のため

実験レポートは未来のエンジニアや研究者に向けて書くと思ってみてください。誰かがあなたの実験レポートを見て、新しいアイデアを思いついたり、新しい技術を提案するかもしれません。なので、未来のエンジニアや研究者が見たときにわかりやすいこと、それが第1ポイントになります。

・こんなことをするとうまくいった/失敗した

・ここはこうしたほうが良さそう

・ここを変えるともっと良くなるかも?でもこうすると悪くなってしまった

・ここまでは使えるけど、これ以上/以下になると使えない

うまくいったこと、うまくいかなかったこと、自分で疑問に思ったことなどを書き記してみてください。未来の誰かが見たときに、そのどれかがヒントになるはずです。

そして、その誰かはあなたの実験レポートを読んでまず追実験をするでしょうから、読めばその実験が再現できるようにわかりやすく書くというのがポイントですね。

実験レポートは未来のエンジニアや研究者に向けて書く、ということを意識してください。未来の人のために、自分の考えたこと、感じたこと、うまくいったこと、うまくいかなかったことを書き残してください。

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